【ミニ盆栽】の育て方/日常のお世話の解説【水やり・葉水・活力剤・肥料…季節ごとの頻度についても】

水やり中のミニ盆栽

もりぐち
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みなさんこんにちは♪

今日も一日元気もりもりブロッコリー!

この記事では、ミニ盆栽を育て始めて約3年半になる私が行っている、日常的なお世話のやり方について解説していきます。

水やりの方法や、肥料についてなど、ほぼルーティン的に行っている作業を具体的に写真付きで見ていこうと思います。

はじめに……

今回ご紹介するのは、私が育てている「アベリア」「カマツカコケモモ」のミニ盆栽(どちらも常緑樹)に対する実際のお世話のやり方になります。

同じミニ盆栽でも、植物の種類によっては、必要な水やりや肥料の頻度など変わってくる場合もありますのでご注意ください。

ミニ盆栽の水やりの方法と頻度について

水やりのやり方

水やりに使う水は、水道水に含まれるカルキを抜くため、ベランダに汲み置きしたものを使っています。

水やりの方法はいたって簡単で、水を張った容器にミニ盆栽を鉢ごと沈めるだけです。

水に浸けると、プクプクッと空気の泡が苔の中から浮き上がってきます。

(気泡が出てこなくなった頃合いで引き上げればオッケー。)

鉢の大きさや乾き具合にもよりますが、10分も浸けていれば十分だと思います。

ちなみに……

土の表面全体に苔を張っていない盆栽の場合、ドボンとつけてしまうと中の土が浮き上がってきてしまうので、ジョウロや水さしなどで水やりしてください。

【参考写真】

水やりの様子(「カマツカコケモモ」と「アベリア」のミニ盆栽)

同じくらいの大きさの鉢なので、2つ同時にドボンと同じ容器に浸けて水やりしてます。

水やり中のミニ盆栽

肥料をやる場合は、汲み置きしておいたこの水の中に、液肥を数滴混ぜて与えています。

※液肥を混ぜた後の水は次回に使い回さず、都度捨てるようにします。

水やりの回数

水やりの頻度は、季節によって様子を見ながら少しだけ変えています。

基本的に水をやるのは午前中の時間帯です。

水やりの頻度
  • 春・夏・秋……1日1回
  • 冬……乾き具合を見つつ、2~3日に1回

ミニ盆栽の葉水について

葉水はほぼ毎日水やりと同じタイミングで行っています。

(水やりの際に霧吹きも一緒にベランダにもっていくのが習慣になってるので、一連の流れでシュッシュしてる感じです。)

葉への水分補給の他、ほこりなどを葉の表面から軽く洗い流す効果があるため、光合成をしやすくする、といった意味合いもあります。

ミニ盆栽への活力剤・肥料について

活力剤はわりと頻繁に使用

こちらのスプレー式の活力剤を現在使用しています。

ミニ盆栽に使用している活力剤

希釈せずにそのまま直接、植物の葉や根元にシュッシュしてます。

(盆栽だけでなく、あらゆる観葉植物に使用できるものです。)

こちらは肥料ではないので、季節によって与える頻度を変える気遣いなどはあまりしていないです。

週に1~2回くらい、水やり後のタイミングで気が向いたときにスプレーしています。

肥料の頻度は季節ごとに変える

肥料については、こちらの希釈する必要のある液肥をずっと使ってます。

ミニ盆栽に使用している液肥
使い方

汲み置きしておいた水の中に数滴おとしてかき混ぜた後、いつも通りミニ盆栽の鉢をドボンと鉢ごとつけて与えます。

※500倍に希釈して使うものなので、目分量ではありますが、いつもポタポタッと何滴か落とす程度にしています。

また活力剤と違い、肥料については季節ごとに与える頻度を調整する必要があります。

肥料の頻度(自分の場合)
  • 春と秋(生育期/目に見えて成長が感じられる時期)……1~2週間に1回ほど
  • 真冬(寒さで生育が停滞している時期)……与えない
  • 真夏(夏バテで生育が停滞している時期)……与えない
  • それ以外の時期(ゆるやかにではあるが枝葉に動きがある時期)……3~4週間に1回ほど

私の場合、「アベリア」と「カマツカコケモモ」を育てていて、別々のタイミングで肥料をやるのは手間もかかりますので、肥料はほぼ同時に与えています。

(ただ目で見て明らかに”片方はよく成長してるけど、もう一方は停滞気味”ってときは、それぞれで与える頻度を調整する場合もあります。)

置き場所について

「アベリア」「カマツカコケモモ」とも、基本的にはベランダで屋外管理しています。

(冬で氷点下になりそうなときや、台風のときのみ室内に取り込んでいます。)

ただ同じベランダの中でも、季節ごとに少し置き場所を変える工夫はしていて、

  • 夏……なるべく直射日光に当たる時間が短い場所(葉焼け防止のため)
  • 冬……なるべく日に長く当たり、陰になりにくい場所

に置くようにしています。

よく見ると同じベランダでも陰になる時間が長い場所と、日によく当たる場所があるので、真夏と冬は特に、ミニ盆栽にとってなるべく負担の少なそうな場所へ移動させるようにしています。

ワンポイント!

もし、位置を工夫しても日当たりの加減で真夏に長時間直射日光にさらされてしまう場合は、遮光ネットなどを使うのも手だと思います。

”ミニ”盆栽ならではの注意点

ミニ盆栽は手のひらに収まるサイズ感がかわいく、また場所もとらないので、盆栽初心者の方も気軽に手に取りやすいと思います。

魅力たっぷりなそんなミニ盆栽ですが、”ミニ”サイズだからこそ気をつけたいポイントもありますので、最後に触れておきます。

水切れのしやすさ

ミニ盆栽は、鉢が小さいため、中に入れられる土の容量も少なくなってしまいます。

そのため、水やり後に土が乾き切ってしまうまでの間隔がどうしても短くなってしまいがちで、特に夏場には水切れに注意する必要があります。

土の乾き具合をよく観察しながら、置き場所を工夫したり、場合によっては朝・夕と1日2度水やりをしたりと、柔軟に対応しましょう。

耐性について

ミニ盆栽は、植わっている植物自体がまだ小さく、大きめの盆栽に比べて株が成熟していないことが多いです。

ある程度大きく成長した株なら耐えられるような寒さ・暑さ・乾燥でも弱ってしまうケースがありますので、季節の変わり目や、置き場所を変更した際は、環境の変化に適応できそうか、なるべくよく様子を観察してあげることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ミニ盆栽を育てている(または育ててみたい)みなさまにとって、少しでも参考になれば幸いです。

小さな鉢の中で展開される四季の変化に、日々のお世話に最中ふと気づくとき、私自身いつも心を動かされ、この子たちを育てられてて幸せだなぁと感じます。

皆さまもぜひ、お気に入りの一鉢を育ててみてはいかがでしょうか。

もりぐち
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最後まで読んでくださってありがとうございました♪

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