みなさんこんにちは♪
今日も一日元気もりもりブロッコリー!
今回は、私が育てている植物の中から、コウモリラン(品種:ヴィーチー)を紹介します。
この植物の特徴や、普段のお世話の仕方、約1年半の間の成長記録も写真でお見せいたします!
コウモリラン”ヴィーチー”の特徴
コウモリランは、自然界では樹木に着生して成長するシダ植物です。
(主に高温多湿な熱帯地方に自生)
はじめに、その生態の特徴について軽くご紹介します。
胞子葉と貯水葉
コウモリランには、「胞子葉」と「貯水葉」という2種類の葉があります。
胞子葉
上の方に向かって伸びる、細長い葉。
株が成熟してくると、葉先に割れ目が入ってきて、それが鹿の角のようにも見えることから、コウモリランは別名「鹿角シダ(ビカクシダ)」とも呼ばれます。
【参考写真】
株の成熟に伴い、2つに割れ始めた胞子葉の葉先の様子。
貯水葉
株元を包み込むような形で生えてくる葉。
この葉には、その名の通り、主に水を貯えておく機能があります。
【参考写真】
古い貯水葉に重なるようにして、新しい貯水葉が生えてくる様子。
白銀色の葉が”ヴィーチー”の魅力
コウモリランの中でも、私の育てている”ヴィーチー”という品種は、葉全体に生える白い産毛のようなもの(正確には”星状毛”という)が特徴的。
光の当たり方によって葉が白銀色にうっすら発光しているようにも見え、また株が成熟すると、葉の割れ方などもあいまって更に艶やかな美しさを醸し出すようになります……!
コウモリラン”ヴィーチー”の育成環境 (私の育て方)
置き場所について
私の育てているコウモリランの置き場所は、以下の通りで、冬以外はベランダです。
- 春~秋……ベランダで屋外管理 ※真夏は陰になりやすい場所へ位置を移す
- 冬……室内管理
ベランダで管理する期間は、基本的に物干しざおにS字フックを引っかけてそこに吊るしています。
(ただし、真夏だけは葉焼け防止のため、ベランダの壁の陰になりやすい場所へ移動させています。)
水やり・葉水について
私の育てているコウモリランは苔玉仕立てになっているため、水を張った容器の中にドボンと苔玉の部分をつけて水を吸わせる形で水やりしています。(1時間くらい浸けてます。)
頻度としては、だいたい以下の通りです。
- 葉っぱに動きがある成長期(真夏を除く、春~秋頃)……2週間に1度ほど
- 成長の停滞する時期(真夏や冬)……3~4週間に1度ほど
また、コウモリランは多湿を好むたちなので、水やりとは別に、葉水を毎日するようにしています。
(葉の表と裏を、まんべんなく霧吹きで湿らせます。)
肥料について
肥料は、春~秋の目で見て成長が感じられる時期に与えるようにしています。
(液体肥料を、水で薄めて使用)
コウモリランは肥料を与えなかったとしてもそこそこ育ってくれる植物なので、頻度としてはそんなに多くなく、(その時々によって気まぐれですが)だいたい冬を除いて2,3か月に1回くらいです。
コウモリラン”ヴィーチー”の成長記録
では、コウモリラン”ヴィーチー”の約1年半の成長記録をお見せします。
2021年6月(約1年半前)の写真
お迎え当初の姿はこちら。
まだ貯水葉は生えていないですが、既に2股に分かれている胞子葉が1枚、また葉数ももりもりたくさんで、なかなか良い状態のものを購入できたと思います。
2021年10月(1年ちょっと前)の写真
当初に比べて、胞子葉がふぁさーっと広がり、宙に吊るしてると、”苔玉が空を飛んでる感”があります。
この角度からは見えてないですが、初めての貯水葉が生え始めたのがこの頃でした。
2022年12月(現在)の写真
さて。
コウモリラン”ヴィーチー”、現在の姿がこちら↓↓↓
貯水葉の様子もアップの写真で見てみます。
貯水葉にも少しギザギザ感が出てきましたね……!
これからの成長が楽しみです♪
胞子葉と貯水葉、それぞれの成長タイミングについて
冒頭で説明したように、コウモリランには「胞子葉」と「貯水葉」という2種類の葉があるのですが、1年半ほど自分で実際に育てていて、気付いたことがあります。
それは、胞子葉がよく成長する期間は、貯水葉の成長はストップしているし、反対に貯水葉のよく成長する期間には、胞子葉の成長はストップしているらしい……ということ。
いかがでしたでしょうか。
株が成熟するにつれて、見た目が美しく変化していく魅力的な植物、「コウモリラン」。
長く付合えば付合うほど、愛着の沸いてくる植物だと感じます。
品種も多くあり、それぞれに特徴的な点がありますので、気になった方はぜひお好みのものを育ててみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださってありがとうございました♪